おなかの科学– category –
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おなかの科学
腸内細菌がいると脳も安らぐ?
除菌などとの言葉が流行ってますが、腸内細菌は静かに身体と心の調整役として頑張ってくれています。自分の腸内細菌に、ちょっとだけ「ありがとう」と言いたくなってしまう研究です。 近年注目を浴びている腸内細菌。私達のお腹の中には約100兆個ほどの腸... -
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16年前の食中毒が…
子供の頃、食中毒を経験した方も多いかもしれません。遥か彼方の記憶と記録が結びつける、おなかとの関係。16年後に明かされた、過敏性腸症候群との関係をご紹介します。 だんだん暖かくなると、サルモネラ菌やカンピロバクター、腸炎ビブリオ、黄... -
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ストレスがおなかを動かす、とは?
脳からでる物質が腸を動かす?そのホルモンとは「ストレス関連ホルモン」でした。心と脳と腸との関係を科学の視点からみてみませんか。 「食事とも関係なく、日中に突然お腹がキュルキュルするのはなぜ?」 「お腹を壊すのは、試合の前だけなんで... -
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内視鏡で食と炎症を”Focus”する
牛乳を飲んだり、脂っぽい食事をとると、おなかがキュルキュルするという話をよく聞きます。胃に食事を入れてから、どれくらいの時間で体は細胞レベルで反応していくのでしょうか。内視鏡の世界から覗いてみましょう。 前回の低FODMAPとIBSの関係に... -
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「むむ、お腹の痛み来襲か?」の脳活動
お腹の痛みやトイレに行きたい感じ… これらはお腹からの信号が脳に届いて、私達に「感覚」として知らせてくれます。この時の脳活動について、MRIやPET、脳波などを用いて数多く研究されています。 今回取り上げる内容は、お腹の違和感を感じる「直... -
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腸の抗炎症薬メサラジン臨床研究
機能性消化管疾患のお腹の症状と炎症について、「ニワトリが先か、タマゴが先か」論争が盛り上がっています。 腸管感染症後(食中毒など)に過敏性腸症候群(IBS)に進展する人がいたり、大腸の炎症物質(サイトカインなど)の研究が多数報告されて... -
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過敏性腸症候群の人は寒がり/暑がり?温痛覚研究
過敏性腸症候群(IBS)は消化管の運動や知覚が過敏になっているとされます。一方、お腹だけではなく、寒さや暑さについても苦手な方が多い印象があります。例えば、診察などで○ートテックを上下着ている人も目立つ印象も(個人の感覚ですが)。以前、研究で... -
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炎症性腸疾患(IBD)の腸は過敏?
IBD(炎症性腸疾患)とIBS(過敏性腸症候群)はどう違うのか。医者になりたての研修医でも「D」と「S」が違うと思っている人が少なくありません。実際、多くの共通点もあり、一方相違点も様々報告されており、これらの関係から腸の正体に迫れないか、研... -
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心と胃の深い関係
不安と胃の弱い(機能性ディスペプシア)ことの関係 イラッとすることがあると、「むかつくー」ということありますよね。「胃がムカムカ」するなどでも使う言葉かと思います。腹が立つと胃がもっさりする。日本人の祖先は、心とお腹が深くつながっているこ...
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