おなかの知っ得– category –
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おなかの知っ得
カンピロバクター腸炎後, IBS進展を防いだのは?
感染性腸炎の原因菌としても頻度の高いカンピロバクター。生焼けの鶏肉などから体内に入り、激しい下痢や腹痛、発熱などを生じます。自然に回復することが一般的ですが、症状が強い場合は抗生剤などを使って治療することもあります。近年、感染性腸炎後数... -
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おなかを壊しやすいと将来大腸がんになりやすい?
長年にわたっって「おなかをこわしやすい」「おなかが弱い」という患者さんから、将来大腸がんになりやすいの?といったご質問をいただくことがあります。「おなかをこわしやすい」疾患の代表格、過敏性腸症候群と将来的な大腸がんにかかるリスクについて... -
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過敏性腸症候群? 腹痛? 熱でるの?
おなかいたいくて、熱がでてきた。 いつもはトイレに駆け込んでただけだけど、今回は熱も? 「この症状、過敏性腸症候群(IBS)だと思うんですけど…熱ってでますか?」 このような質問を患者さんから受けることがあります。おなかが痛いと熱がでる、よくあ... -
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20-39歳で大腸ポリープのリスクがある人は?
20-30代で、大腸がんと、血液検査や生活習慣とのリスク因子を調べた大規模研究が報告されました。日本では大腸がん検診は通常40歳以上ですが、当てはまる人は早いうちから大腸がん検診をしたほうが良さそうです。 先進国において、50歳以上の大腸検診が推... -
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「痙攣性」便秘?
1899年の便秘の論文。この「痙攣性便秘」とは今で言う「便秘型過敏性腸症候群」と思われます。消化器医師内でも「痙攣?」そんなの内視鏡で見たことないよね、と言われながら、つい2年前まで日本の便秘ガイドラインで「痙攣性」と言う用語が残ってました。... -
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一般健康診断で便潜血検査は任意。是非受診を!
若手医師達との会話で「40歳以上で便潜血検査が検診で必須項目だと思っていました」との声が。実は医師も、健診の必須項目や、労働安全法に基づく健康診断、更に自営業者の経費負担など、正式に教わる場はありません。 医師は外来で「検診受けましたか」と... -
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大腸がん検診の対象年齢:日本と米国の比較
先日JAMA誌で流れていた、米国癌協会(ACS)の大腸がんスクリーニング基準のビデオです。 https://www.facebook.com/jamajournal/videos/10155506776728341/?t=21 日本の一般的な検診とは異なり、年齢別、状況別に推奨度を出しています。検査種別は... -
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お腹痛い、身近な〇〇で少し収まるかも?
突然の腹痛、トイレに行って少しは楽になったけど、残っている感じがある。あー、もう、会議始まるんだけどどうしよう。そんな時のために、コンビニやスーパーなどでおなじみの〇〇をポケットに忍ばせておくと良いかもしれません。 腹痛と下痢や便秘などの... -
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診断基準からみた、便秘の奥深さ
先日学生から「硬い便がでるのは、便秘ですよね」と言われました。とてもメジャーな症状なのに、時に診断が難しいことがあります。便秘のいろいろを診断基準の観点からみていきます。 厚労省の統計によると、日本人の約500万人弱が便秘だと感じています。... -
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正月のお腹トラブル、お屠蘇で解決?!
本年もあと少し。皆様どのような1年でしたでしょうか。年が明けたら、おせち料理など、胃袋にとってもビッグイベント目白押しです。胃もたれやおなかの調子を壊す方も多いお正月。お屠蘇が症状を和らげてくれるかもしれません。 お屠蘇を毎年お正月に飲ま...