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おなかの知っ得
お腹痛い、身近な〇〇で少し収まるかも?
突然の腹痛、トイレに行って少しは楽になったけど、残っている感じがある。あー、もう、会議始まるんだけどどうしよう。そんな時のために、コンビニやスーパーなどでおなじみの〇〇をポケットに忍ばせておくと良いかもしれません。 腹痛と下痢や便秘などの... -
おなかの知っ得
診断基準からみた、便秘の奥深さ
先日学生から「硬い便がでるのは、便秘ですよね」と言われました。とてもメジャーな症状なのに、時に診断が難しいことがあります。便秘のいろいろを診断基準の観点からみていきます。 厚労省の統計によると、日本人の約500万人弱が便秘だと感じています。... -
おなかの科学
幼児期の抗生剤と腸内細菌叢:喘息と肥満に影響?
抗生剤は悪い細菌を倒してくれます。しかし、ターゲットの病原菌以外に、腸内細菌も倒してしまいます。ある種の抗生剤を幼少期に多用すると、将来の喘息や肥満に影響する可能性が示されました。 抗生剤は、細菌の細胞壁に作用して菌を破壊するタイプ(ペニ... -
おなかの知っ得
正月のお腹トラブル、お屠蘇で解決?!
本年もあと少し。皆様どのような1年でしたでしょうか。年が明けたら、おせち料理など、胃袋にとってもビッグイベント目白押しです。胃もたれやおなかの調子を壊す方も多いお正月。お屠蘇が症状を和らげてくれるかもしれません。 お屠蘇を毎年お正月に飲ま... -
おなかの科学
良薬、腸に悪し?
プロトンポンプ阻害薬(PPI)は胃潰瘍や逆流性食道炎に効果がある薬です。米国では市販薬として、日本でも多くの医療機関で日常的に処方されています。しかし、PPIが腸内細菌の働きを弱めてしまう可能性が示されました。 PPIは胃酸の分泌を抑えることで、... -
おなかの知っ得
炭水化物の取り方と食生活指導、おなかに良い効果がでたのは?
昔からドカ食いや不規則な食事習慣、そして脂っぽい食事やカフェイン、スパイスが効いた食事は、おなかに良くないと言われています。一方科学的な食事指導、日常生活でよりどちらを気にすると良いのでしょうか。 胃壁の伸びと消化管感覚の関連や、脂質が十... -
おなかの科学
腸内細菌を洗い流すとどうなる?
腸内細菌は生後数日経たないうちに住み着き、死ぬまでずっと体内に居着きます。「腸を洗ったら、菌の量や種類は変わるのか」、そんな素朴な疑問をよく耳にします。今回は大腸内視鏡検査で液体下剤を内服した人の、腸内細菌を調べた研究をご紹介します。 腸... -
おなかの科学
漢方薬はお腹に効く?
漢方薬は4000年の歴史を持つ薬剤です。西洋薬と異なり、ほとんどが自然界にあるものが原料です。組み合わせにより、多くの効能が確認されていますが、薬剤効果研究について、大きな問題点があり客観的なエビデンス構築が進んできませんでした。今回は、そ... -
おなかの科学
幼少時のストレスは将来のお腹に影響?
ストレス関連ホルモンが、腸の運動や知覚を過敏にすることがわかってきています。幼い時のストレスが、これらの腸の反応に影響を与えるのか調べた研究をご紹介します。 「お腹が弱い」、いわゆる過敏性腸症候群(IBS)は、遺伝などの可能性に加えて、環境の... -
おなかの知っ得
アトピーのなりやすさ、兄弟と腸内細菌が関係?
幼少期に菌を避け過ぎないほうがアレルギーになりにくい、という「衛生仮説」をご存知でしょうか。近年、都会より田舎で育った子供のほうが、また自然や農業に触れている方がアレルギーになりにくいとの報告が出てきています。 このような環境の差が身体の...